年の瀬のご縁

就職した頃に、当時好きだったピンクゴールドのそれに一目ぼれして、少し無理して買ったロゼモンの時計。年月とともに趣味が変わり、似合わなくなってしまったように思い、身につけることが無くなってしまったため、先日オークションで手放しました。

落札されたのは、東北にお住まいの男性でした。被災地としてよく耳にするその地名、少し気になりながらも発送を済ませました。数日後、その方から到着の報告をいただきました。

実は、その男性の彼女さんのおうちは津波で流されてしまい、大切にしていた同じロゼモンの時計もなくなってしまったそうです。その彼女（今は奥様だそうです）へのプレゼントとして探しておられたとのことでした。

自分の思い出の品が、そうやってまた大切にしてくださる方のところへいけて、本当に安心しました。年の瀬に、あたたかい気持ちをいただきました。